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カンボジア胡椒

私は日本に生まれたカンボジア人として何かやれることはないかと20歳そこそこの頃から考えることが増えました。

アイデンティティーを確立したかったのでしょう。
大学のゼミの発表もカンボジア舞踊で卒業した程です。
(日舞のゼミで、課題はどの踊りでも良かったのです。)

舞踊をあまり踊らなくなってからは、母のレストランしか私とカンボジアを繋ぐものはありませんでした。

そんな中、父がふと
「コショウを輸入して売ってみたら?」
と言い出しました。

はて?コショウ?

私のようになった人は多いと思います。
調べていくとカンボジアのカンポット地区で採れたコショウは世界一と名高いことを知りました。

カンボジアのカンポットは、首都プノンペンから車で約3時間ほどのカンボジア南西部に位置する小さな町です。

TIME誌が「普通の胡椒はテーブル・ワイン。カンポット・ペッパーは良質のボルドー・ワイン」と評しており、フルーティーな風味で世界中に名を馳せています。

化学肥料などは一切使わず有機栽培で育てられています。

シャンパーニュ地方で採れたものだけをシャンパンと呼ぶように、カンポットペッパーもカンポット地区で採れたもののみそう呼びます。

黒、白、赤どのコショウも香り豊かで美味しいのですが、生で食べるコショウと塩漬けされたコショウに衝撃を覚えました。

お…美味しい!!

丸い粒のままコショウを食べたことはありますか?
普段は乾燥したコショウをミルなどで細かく砕いたものを食べている人がほとんどだと思います。

でも、ピクルスされたコショウと塩漬けのコショウは柔らかいのでそのまま食べられます。

ピクルスペッパーは炒め物などにも合い、塩漬けはカルボナーラやシチュー、ポトフやポテトサラダにも合います♫

是非人生で1度は味わって欲しい逸品です!

Angkor Thom(カンボジア料理)

アンコールトム
1985年にモニカの母セタリンと、
その妹のポンナレットの2人で立ち上げた
カンボジアレストラン。
日本に住むカンボジア人たちが集い、頼り、
心を休められる場所にしたいという想いで
始める。
お客様にはカンボジア人も多く、埼玉や千葉、山梨など遠くから来てくれる程。
本土の味を思い出させてくれる懐かしい料理を提供している。
日本人が食べても食べやすい料理が多く、
馴染みのファンも多い。
タイ料理より辛くなく、
アジア料理は好きだけど、辛すぎるのは苦手という人にもピッタリ。